■フタバの歴史・第3話

■フタバの歴史・第3話 (2004.07.26の日記より)

 1ヵ月足らずで100名を越える生徒を電話作戦でかき集めた。その後は友達などもどんどん塾に入ってくれ、6月には200名を越える塾になった。

 破竹の勢いとはまさにあの塾。しかし…経営者の金遣いがだんだんと荒くなった。
レストランに毎晩僕らを連れて行く。僕を含め4~5人の講師を毎晩連れ歩く。

 『こんな事ばかりしていると塾がおかしくなりますよ。』

   と勇気をだして38歳の人に向って言った。
      当時僕は24歳になったばかり。


        返ってきた返事は…

   『僕は経営者だ。君に意見される筋合いはない。』


    僕は残念だった。がんばって生徒を集めたのに。

      ちょっとお金が入れば豪遊…

 『いい塾を作ろう、ガラス張りの塾を作ろうって言ってたじゃないですか…。
あれは嘘だったんですか?公私混同して塾のお金を使いたい放題でしょ、改めようと思わないんですか???』

     
    なんども話をしたけれど、馬の耳に念仏。

        次第に嫌になってきていた…

 そんな所へ今の双葉校の持ち主(僕の叔父)から『塾をやるのにいい物件がある。一度見る気はないか?』の電話があった。

 数日後僕は見に行った。でもまだ塾をやろうとは決めていなかった。
ただ『いいなぁ…ここで塾ができたら…』位だった。

 しかし数日後、あの馬鹿な経営者がとんでもない馬鹿な発言を業者に発した。僕はその瞬間、その塾を辞めると決断した。

 支払日当日に集金にきた文具店に言った言葉は経営者の風上にも置けない暴言だった。

   その一言は『今日は…   』 続く。

       
       2004.07.26の日記より。


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